日記
筋萎縮性側索硬化症の患者様とのコミュニケーション
こんにちは
私の担当させていただいている患者さまで筋萎縮性側索硬化症の方がいらっしゃいます。
施術に入らせていただき、1年以上が経ちます。
その中で課題になっているのがコミュニケーション。
患者様自身、自分の伝えたいことが伝わらない。
ご家族も伝えたいことが受け取れないもどかしさを感じています。
私は施術に入る時は文字盤を使ってお話を聞いていますが、会話のように話をすることがなかなか難しい。
そんな中、訪問中だったヘルパーさんがご家族にこんな提案をしていました。
それはICTです!
ICTとは情報通信技術のことで、PC、スマートフォンやスマートスピーカーなど、
さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称の事を言います。
ALSでこのICTを使ってコミュニケーションを取るときには
目線を感知してコンピューターに文字を入力し、
それを音声として出力します。
まるで会話しているかのように出来るのです。
以前も同じような機器を検討されたことがあるという事だったのですが、
機器自体がかなり大きかったことや
頸部が動いてしまうと文字の入力が困難で上手くいかなかったので断念されていました。
しかし、今回ヘルパーさんが研修で教わった機器というのは田辺三菱製薬さんのICT技術。
ノートPCサイズの機器で操作が可能ということで、設置もかなりスマートになっています。
また、入力文字が音声になるので、よりコミュニケーションが出来るようになりますね。
教えていただいたヘルパーさんには感謝です!とても勉強になりました。
患者さんからいろんな話を聞けると思うと嬉しい気持ちになりますね。
以前メディアで取り上げられていた動画がありましたので、そちらも添付しておきますので興味のある方はご覧ください↓
おぎのさわ